2022.09.18.更新
全6回シリーズ
ホームページを作る5
「ホームページ制作会社の規模と依頼する側の規模との釣合いを考える 」
「ホームページの相場の料金と費用はいくらなんだ」
「料金.費用がまちまちだ」
「何でこうも料金や費用が違うんだ」
それは、
ホームページWebサイト制作会社の規模と、
依頼する側の規模が大きく関係しています。
この関係を図にしたのが下記です。
ホームページ制作を受注する会社側の立場
ホームページWebサイト制作会社は、
下記(図1)の矢印の相手に
ターゲット(営業をかける相手)をしぼり、
そのターゲットにふさわしいサービス内容や商品構成をし、
それに見合った料金となります。
マーケティング(販売戦略)も、
そのターゲットにあった
マーケティング戦略を行います。
このことを身近なことで言うと、
小売店は大小さまざまありますが、
その販売店の規模とコンセプトにふさわしい
ターゲット(お客層)を絞り込み、
そのターゲットに向けての
マーケティング戦略を行うのと同じです。
そのため、
小売店の規模により、
ねらう客層(ターゲット)が変わり、
価格帯も違うわけです。
お客様も、
ご自分の経済力によって求める価格帯が違い、
自分の経済状況に見合った小売店を選び利用します。
ホームページ制作依頼者側の立場
依頼者側の立場で考えれば、
- ホームページを作る目的
- ターゲット(お客層)
- 更新と運用管理
が決まれば次は、
ホームページ制作会社の選定となります。
その選定の基準となるのは、
依頼者側の事業規模と同等の制作会社を選ぶことが
一番問題の起こらない無難(ぶなん)な選び方ですが、
上の図の釣り合いの関係を理解していない場合には、
お客様は、制作会社の規模に関わらず、
複数の企業に声をかけ、
複数の知人に、
制作会社の規模に関わらず紹介してもらい、
見積りを取って、
見積りの金額が制作会社の選定基準となり、
ホームページ制作会社を決めることになります。
これを一般消費行動にたとえると、
生活レベルや収入(生活の規模)によって、
「拘(こだわ)りのお店」
「行きつけのお店」
「買い物をするなら○○○○○」
が異なり、
それぞれの生活の経済力に見合った(釣り合い)
お店や購入先の選定をしています。
釣り合いの取れない組み合わせによって生じる問題
ホームページ制作を依頼する相手は
あなたと同じ規模
下記の図で言うと 真横の相手 を選ぶことです。
制作会社側も依頼者側も、
それぞれの規模の大きさによって、
制作会社側では、
「提供するサービスの内容と料金」
依頼者側では、
「希望するサービスの内容と料金」
が異なります。
そのため、
上の図で、矢印のない組み合わせになると、
制作会社から見れば、
ターゲットではない依頼者。
依頼者から見れば、
釣り合いの取れていない制作会社です。
当然のこと、双方に必ず不満が出ます。
その不満はどうしようもないことなのです。
ホームページ制作料金の見積で釣合いのとれない実話
弊社に実際にあった事例です。
あるお客様から、
今あるホームページをリニューアルしたいので、
見積もってくれという話しがありました。
そのお客様は小企業ですが、
取り引きしている銀行員にも、
「ホームページをリニューアルしたいので、どこかいいWebサイト制作会社を紹介してくれ」
と相談したそうです。
弊社は零細企業です。
銀行は大企業です。
弊社の見積り金額は、
65万円の見積りを提示しましたが、
銀行員から紹介されたホームページ作成会社では、
500万円の見積りが提示されたそうです。
それは理解できることで、
弊社は零細企業なので、
図1の矢印の通り
弊社のターゲットとする
依頼者に見合った見積り金額となったわけですが、
お客様が相談した銀行は大企業です。
その大企業の紹介ですから、
ホームページ制作会社も大企業になります。
お客様か小企業であっても、
その大企業制作会社の見積りは、
大企業制作会社のターゲットに見合った
見積り金額が提示されたわけです。
小企業のお客様にすれば、
唖然(あぜん)とする見積り金額ですが、
もし依頼者が大企業であれば、
別に驚くほどの見積り金額ではなく、
「まぁ、こんなもんだろう」
と思うことでしょう。
また、もし、
このお客様が大企業だとして、
零細企業の弊社の見積りが安からと
制作の依頼を頂いたとしても
(実際には、そんなことは絶対に有り得ませんが)、
零細企業の弊社が、
いくら誠心誠意込めて対応しても、
それは零細企業としての精一杯で、
大企業を満足させることはできません。
ハッキリ言うと、
大企業が望むサービスの内容と質、
満足する対応が、
零細企業の弊社はできないからです。
当然不釣り合いということで、
辞退することになりますが、
対応できないというのが本音(ほんね)です。
これが
「ホームページ制作会社の事業規模」
「依頼者側の事業規模」の「釣り合いの適正」
です。
「ホームページの相場の料金はいくらなんだ」
「料金がまちまちだ」
「何でこうも料金が違うんだ」
と言われているのは、
この構造のためです。
あなた様にとって、
釣り合いのとれたホームページ制作会社なのかを
しっかりと見極めましょう。
-ひとこと-
でも、
冷静になって考えてみてください。
日本は資本主義社会です。
あなたの扱っている商品やサービスと類似した所があると思いますが、
その所の規模の大小によって料金が違う、
お客様の層(ターゲット)も違うということはありませんか?
先に例として「小売店」を取り上げましたが、
どのようなビジネスやご商売でも
売り手側の規模の大小と、
買い手側の規模や経済力の大小の釣り合いの関係は
必ずあります。
ホームページ制作会社に限ったことではありません。
2021年現在のホームページ制作料金の相場と考え方
ホームページは、ひとつひとつが、
依頼者のための独自のホームページですから、
全てが個々の依頼者のオーダーメードであり、
ホームページ制作に対するあなたの希望する内容によって、
- ホームページ制作の作業内容
- 納期
- 料金
- 納品後の関係
が、変わります。
参考動画は、
ホームページ制作中堅企業の社長さんと、
そのスタッフの計3名による
2021年現在の「ホームページの相場」を考える対談動画です。
ホームページ初心者のあなたは、
暗記するぐらい区繰り返し見て、
ホームページ制作業者選びに、
失敗しないでください。
姉妹サイト参考ブログ記事
>>ホームページ作成業者や制作会社の現状考えると運用管理は自分でやるべき!
↓ とても参考になる動画です ↓
ホームページ制作費用の相場が20~30万円は妥当? 9分55秒 2021/8/30
ホームページ制作料金の相場を切り口を変えて考えた関連ブログ記事
107 ホームページWebサイト制作料金をビジネスの観点から考える!
076 ホームページ作成制作会社と依頼者との関係で料金と費用を考える
014 ホームページ作成料金は制作方法の種類で違って納期も変わる!
以上
この記事があるシリーズ ↓
シリーズ「ホームページを作る」
033 ホームページ制作会社はホームページを作るプロですが○○○ではありません ホームページを作る6
●024 ホームページ制作料金は制作会社によってなぜ違い格差が大きい!相場は!ホームページを作る5
022 ホームページ作成制作会社を選ぶ時に考えること ホームページを作る4
021 ホームページは出来てからがスタートで 更新と運用管理が必須です!ホームページを作る3
019 ホームページを誰に見てもらいたいのか「ターゲット」を定める!ホームページを作る2
018 ホームページは何の為に作るのか「目的」があり 作りと内容が決まる!ホームページを作る1
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>無料ホームページ作成運用管理システムCMSを使う秘訣と考え方!
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